Nami's Song
6月最新リリース

HAY-004 2001

Malimba

HAY-003 2000

SNYDER'S MARKET

私の祖父が始めたスナイダーズマーケットは、多くの人達のためにあらゆる種類の製品を少しずつ提供していました。

バリエティーのあるスタイルや音、そしてもっと大事なことに、異なったエスニックやバックグラウンドの人達のコラボレーションによりこのアルバムは制作されました。

私がこのアルバムにスナイダーズマーケットと名付けたのはこのプロジェクトに参加したアーティストやエンジニアによる創作活動が、祖父のマーケットに対する考えに共通点を感じたからです。

このアルバムに収録したセレクションが皆様にとって喜ばれることを祈っています。

Who's MAKINTO?
マキントのファーストアルバム「AN AFRICAN IN PARIS」は、彼の生い立ちからこれまでの人生を反映したものである。
リベリア（西アフリカの共和国）人の母とドイツ人の父を持つマキントは、生まれながらにして２つのまったく違う文化の中で育つことになる。成長するにつれて、家庭では、当り前な事である肌の色の違いが、外界では様々な問題を引き起こしている事を知るようになる。
いつしかそのような人種の壁を超えて自由に自己表現できる「音楽の世界」にのめり込むようになった。子供のころからもクラッシックのフルートとピアノを習い、同時にポップスやジャズ、アフリカ音楽なども吸収していった。先天的才能も手伝って、数々のコンクールで受賞し、ニジェール（西アフリカの共和国）やニューヨークで教鞭をとったこともある。
またその家庭環境や彼のボーダレスな考え方は、多国言語の習得にもつながっていった。 ドイツ語、一部のアフリカ語はもちろん英語、フランス語、スペイン語、イタリア語を操るのはミックス・カルチャーの必然性を大いに感じているのかもしれない。
マキントはこれまで、ミリアム・マケーバ、タニア・マリア、ヒュー・マサケラ、マニュ・ディバンゴ、テリブ・キブウェ等、アフリカ、ラテン系ミュージシャンをはじめカーク・ウィラム等のアメリカのミュージシャンとも共演している。時折レコーディングの為にニューヨークに来ては、スイート・ベイジル等のジャズ・クラブにゲスト出演し、その実力はNYでも話題になっている。
また近年はじめたワンマンショー・ミュージカル「メルシー・ママ・アフリカ」（一人で多くの楽器を操り色々なスタイルの音楽を演奏していく）はマキントが創作し演じているものでアビノン・シアター・フェスティバルでクープ・ドゥ・パース賞を獲得した。
今回、多くのミュージシャンがこのアルバムに参加しているが、その中にはクビエラ／セネガル／カメルーン／キューバ／メキシコ／ガダループ／ブラジル等の出身者で、現在サリフ・ケイタ、ユッス・ンドゥール、パパ・ウエンバ、ウェザー・リポート等のメンバーとして活躍中の者もいる。マキントと同様に第三世界から世界にはばたいているミュージシャン達である。